【GRAVITÉ & REPÈRE】 ウエストから整える、装いのバランス

【GRAVITÉ & REPÈRE】 ウエストから整える、装いのバランス

2026 Hiver Collection「Autarkeia」から、装いのバランスを美しく整える2つのアイテムをご紹介します。

立体的なフォルムと印象的なウエストデザインが特徴の「Pantalon GRAVITÉ」。

リザード型押しレザーとメタルのディテールが目を引く「Ceinture REPÈRE」。

パンツとベルト。異なる役割を持つ2つのアイテムですが、どちらもウエストまわりのラインや、身体全体のシルエットを美しく見せることを大切にして生まれました。

今回は、デザインに込めた工夫から素材の特徴、スタイリングまで、それぞれの魅力をご紹介します。


Pantalon GRAVITÉ

立体的なフォルムが描く、美しいバレルシルエット

「GRAVITÉ(グラヴィテ)」は、フランス語で重力や重心を意味する言葉。

自分自身の内側に軸を持つという、コレクションテーマ「Autarkeia」の精神を、独自のシルエットで表現したパンツです。

ゆとりのあるシルエットと、すっきりと整ったウエストライン。その絶妙なバランスを生み出しているのが、計算されたカッティングと、素材が持つしなやかな落ち感です。

存在感のあるフォルムでありながら、全体を美しくまとめる仕立てにもこだわりました。

フロントに取り入れた、フィッシュテールのウエストデザイン

GRAVITÉの大きな特徴は、フロントウエストに施された印象的なカッティングです。

着想源となったのは、クラシックな男性用パンツに見られる「フィッシュテール」と呼ばれるディテール。一般的には背面に用いられることの多いこのデザインを、あえてフロントに取り入れました。

V字に切れ込んだラインがウエストに視線を集め、シンプルなトップスを合わせるだけでも印象的なスタイルに仕上がります。

幅広のウエストベルトとハイウエストの設計も、シルエットを美しく見せるポイント。クラシックなメンズウェアの要素を取り入れながら、女性が着用したときのバランスにもこだわっています。

腰まわりをすっきりと見せることで、その下に広がる立体的なフォルムがいっそう引き立ちます。

深いタックと丸みが生み出す、独自のシルエット

ウエストから大胆に入れた深いタックは、GRAVITÉのフォルムを形づくる重要なディテールです。

腰から脚にかけて自然なゆとりを生み出し、ヒップには美しい丸みを。そこから裾に向かって曲線を描く、樽のようなバレルシルエットへとつながります。

ボリュームがありながらも、縦に流れるドレープが全体をすっきりと見せ、身体のラインを拾いにくいのも魅力です。

また、ポケットは着用時に口が開きにくい仕様に。細部まで工夫を重ねることで、動いたときにもパンツ本来のフォルムが美しく見えるよう設計されています。

尾州で織り上げた、上品な光沢を持つウールサテン

使用しているのは、日本有数の毛織物産地・尾州で織り上げたウールストレッチサテン。毛98%、ポリウレタン2%の生地です。

細番手の梳毛糸を高密度に織り上げることで、なめらかな表面としなやかなドレープを実現しています。

ウールというと、温かみのあるマットな質感を思い浮かべる方も多いかもしれません。この生地の特徴は、光の当たり方によって感じられる、控えめで上品な艶。

さりげない光沢が、ボリュームのあるシルエットに軽やかさと洗練された印象を添えます。

さらに、ストレッチ性を備えているため、立体的なフォルムを保ちながら、身体の動きにもしなやかに寄り添います。

シルエットの美しさと、日常での着心地。その両方を大切にして選ばれた素材です。

裾のアレンジで楽しむ、2つのシルエット

GRAVITÉは、裾のアジャスターによってシルエットを変えられる2WAY仕様。

裾のボタンを留めれば、丸みのあるバレルシルエットに。ボタンを外せば、ゆったりとしたストレートシルエットを楽しめます。

合わせるシューズやトップスによって、印象を変えられるのも魅力です。

ボリュームのあるシューズやブーツには裾を絞って、すっきりとしたシューズにはストレートで。足元とのバランスを考えながら、その日の気分に合わせた着こなしを楽しめます。

Pantalon GRAVITÉ

バレルパンツ

価格:¥46,200(税込)

カラー:チャコール/グレー


Ceinture REPÈRE

身体のラインに寄り添う、リザードエンボスレザーベルト

「REPÈRE(ルペール)」は、フランス語で目印や基準点を意味する言葉。

自分自身の中に判断の基準を持つという、コレクションテーマ「Autarkeia」の考え方を表現したベルトです。

aLORSのBESTIARIOコレクションに加わった新作で、素材選びから仕立てまでイタリアにこだわり、現地の工房で製作しています。

繊細な凹凸が美しい、リザード型押しレザー

REPÈREに使用しているのは、リザード型押しを施した牛革。

細かく連なる凹凸と、光の当たり方によって表情を変える奥行きのある艶が特徴です。シンプルなブラックでありながら、近くで見るほどに素材の豊かな表情が感じられます。

今回リザードの型押しを選んだ理由のひとつは、エキゾチックレザーを思わせる野生味や生命力を表現できること。

コレクションでは、レザーを自分自身の輪郭や、内側と外側を隔てる境界を象徴する素材として捉えています。

繊細な型押しによって、レザーそのものの表情を引き立てた一本。装飾としての美しさだけでなく、素材選びにもコレクションの思想が込められています。

乗馬やポロに着想を得た、独自のフォルム

REPÈREの特徴は、一本のベルトの中で幅に変化を持たせていること。

乗馬やポロで用いられるベルトにも見られる形状を取り入れ、背面は幅広く、フロントに向かって緩やかに細くなるフォルムに仕上げています。

身体のラインに沿って曲線を描くことで、腰まわりを包み込むようにフィット。背面に幅を持たせることで、腰まわりで安定しやすい設計になっています。

正面からはすっきりとした印象を保ちながら、横や後ろから見ると、幅のあるレザーがウエストのラインを美しく引き立てます。

細いベルトとも、幅広のベルトとも異なる独特のバランス。身体に沿うフォルムだからこそ、シンプルな装いにも自然になじみます。

ゴールドとシルバーが響き合う、クラシカルなディテール

バックルには、丸みのあるゴールドカラーのデザインを採用。さらに、その横にはゴールドとシルバーカラーを組み合わせたメタルループを配しています。

ウエスタンベルトやヴィンテージベルトを思わせるクラシカルな佇まいに、ブラックレザーとの美しいコントラスト。メタルの輝きが、装いにほどよいアクセントを添えます。

バックル付近に重なる3本のメタルパーツは、位置や尺度を示す目印のようにも見えるデザイン。「基準点」を意味するREPÈREという名前にもつながる、象徴的なディテールです。

また、ゴールドとシルバーの両方を取り入れているため、合わせるアクセサリーの色を選びにくいのも魅力。手持ちのジュエリーとの組み合わせによって、さまざまな表情を楽しめます。

パンツにも、シャツやニットにも

REPÈREは、パンツのベルトループに通すだけでなく、シャツやニットの上からウエストをマークするスタイリングにもおすすめです。

ゆったりとしたトップスに重ねれば、ウエストにメリハリが生まれ、全身のシルエットに変化をつけられます。

シンプルな装いには、リザード型押しの質感とメタルの輝きがアクセントに。

先にご紹介したPantalon GRAVITÉとの組み合わせもおすすめです。立体的なパンツのフォルムに、ベルトの曲線とメタルディテールが加わることで、ウエストまわりのデザインがいっそう引き立ちます。

装いを引き締めるだけでなく、いつものコーディネートに新たなバランスをもたらしてくれる一本です。

サイズ選びについて

REPÈREのサイズ感は、aLORSのシグネチャーベルトと同じです。

すでにシグネチャーベルトをお持ちの方は、そちらのサイズを参考にお選びいただけます。

Ceinture REPÈRE

リザードエンボスレザーベルト

価格:¥35,200(税込)


自分らしいバランスを楽しむ

独自のウエストデザインとバレルシルエットで、全身のバランスを美しく整えるGRAVITÉ。

身体に沿うレザーの曲線と印象的なメタルパーツで、装いにひとつの基準点をつくるREPÈRE。

異なるアプローチでありながら、どちらもウエストまわりのディテールによって、全身の印象を変えてくれるアイテムです。

素材の質感、身体に沿うライン、動いたときに生まれるシルエット。

細部までこだわってつくられた2つのアイテムを通して、自分にとって心地よいバランスを見つけていただけたら嬉しいです。

[2026 Hiver Collection「Autarkeia」を見る]

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